とても政令指定都市らしからぬ衰退しきった浜松市中心部。
相次ぐ大規模店舗の撤退と、その後の再開発も見事にうまくいかず、手詰まりのままとなっていましたが、ここ数日で大きな動きの気配がありました。
せっかくなので、まとめておきたいと思います。
その第一弾がやっときまった松菱跡の解体です。
以下静岡新聞より。
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浜松の旧松菱ビル解体、正式に合意(4/15 07:55)
2001年の経営破綻以降、放置されている浜松市中区の旧百貨店「松菱」ビルの全地権者3者が14日、建物の早期解体で正式に合意し、一体開発を条件としている現在の法定計画の枠組みを取り消すよう、市に求めることを確認した。懸案だった解体実現にこぎ着けた一方、今後の跡地開発は、地権者ごとに個別に進められることになった。
合意したのは、最大地権者で開発業者のアサヒコーポレーション(同区、竹内良社長)と、「趣味のあがた」(同区、縣良太代表)、「くろかねや」(同区、斎藤賢吾代表)。
解体の対象としているのは旧本館(完成1936年)と共同ビル(同74年)。6億円前後とみられる解体費用の負担割合など詳細は今後、地権者間で検討していく。年内に解体に着手し、来年中には終了する。
地権者3者は大規模施設を建設しても、テナント誘致が困難な経済事情から、これまで前提となっていた一体開発を断念。早期に解体し、個別に開発する方向で先週末までにおおむね合意していた。
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浜松駅前をぶらついたことがある方ならわかると思いますが、圧倒的な負のオーラを放っていた松菱跡。
百貨店の大丸が出店を予定していたものの、景気後退という理由で取りやめられてしまいました。
その後、何の動きもありませんでしたが、今月になって、急に動きがありました。
ただ中途半端なことに、3つあるビル(本館、共同ビル、新館)のうち、古くなっている本館、共同ビルだけを取り壊すとのこと。
本館に至っては戦前の建物ですので、先日の大地震の影響で、解体を急いだのではないかと思われます。
この中途半端さが、さまざまな街中の問題の大本であるような気がします。