4月の富士山静岡空港の利用状況が発表されました。
以下、静岡新聞の記事
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4月の搭乗率最低、44・6% 自粛ムード響く(5/ 7 08:11)
県が6日発表した静岡空港の4月の利用状況によると、国内線、国際線の定期便、チャーター便を合わせた全路線の平均搭乗率は44・6%、搭乗者数は2万5512人で、2009年6月4日の開港以来、月別の最低を記録した。東日本大震災とその後の自粛ムードで、厳しい状況に追い込まれている。
これまで最低だった10年12月の51・8%、3万6476人を大きく下回り、搭乗率は初の50%割れ。搭乗者数も10年12月を1万人以上も下回った。国内、国際線別でも、国内線43・4%、1万8776人、国際線48・2%、6736人といずれも過去最低となった。
路線別では7定期路線のうち、札幌、福岡、鹿児島、ソウルの4路線が過去最低を更新した。10年度の通算搭乗率が72・7%と震災前まで好調を維持していたソウル線が48・1%に低迷。うちアシアナ航空の運航便は48・7%。4月に運航予定だった30往復のうち、24往復を運休した大韓航空も45・3%にとどまった。
ソウル側から静岡への利用客は震災後にキャンセルが相次いだ上、新規予約も入らず、「壊滅的な状況」(県空港利用政策課)という。
過去最低だったこのほかの路線は札幌線36・8%、福岡線41・1%、鹿児島線36・4%。また、熊本線は37・1%、沖縄線67・7%、4月の17往復中6往復を運休した上海線は46・1%で、過去最低ではなかったが、いずれも低迷した。
県はキャンペーンを前倒し実施するなど、震災の復興支援の観点からも利用促進を図る方針。ただ、県空港利用政策課は「震災で全国的に航空需要が低迷し、かつてないほど厳しい。すぐに改善される環境にない」とし、出口の見えない状況に苦慮している。
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通常時は搭乗客の半数近くを国際線(というかソウル便)で稼いでいます(参照記事:地方空港NO.1はまさかの静岡空港!)ので、かなり大きな影響が出ました。
ただ気になるのは、影響が少ないと思われる九州路線も低迷している点。ビジネス利用が相当少ないのが歴然です。
九州新幹線ができたとはいえ、静岡から鹿児島まで新幹線で行くというのは現実的ではなく、福岡まででも十分勝負になるはずです。
何か妙案があればいいのですが…