48.2%。これは静岡=熊本便の就航から1年間(2009/7〜2010/6)の搭乗率です。(静岡県の発表より)
ちなみに小松便は44.3%、鹿児島便は60.7%となっています。
小松便の不振ばかりが言われていますが、実は熊本便も大概なのです・・・
そもそもあえて熊本に就航する理由があるのか?について考えてみましょう。
もし、静岡=熊本便がない場合、静岡から熊本に行く代替交通機関を比較してみましょう。
朝一に出発した場合を比較対象とします。(Yahoo!路線案内にて検索)
1、静岡→(新幹線)→博多→(在来線)→熊本 ¥21,650
静岡 06:42〜08:15 新大阪 08:21〜10:50 博多 11:10〜12:24 熊本
2、静岡→(新幹線)→名古屋→(飛行機)→熊本 \39,150
静岡 06:05〜07:11 名古屋 07:30〜07:48 名古屋空港 08:10〜09:30 熊本空港 09:40〜10:25 熊本駅前
3、静岡→(新幹線)→新横浜→(バス)→羽田→(飛行機)→熊本 \45,400
静岡 05:05〜05:58 沼津 06:05〜06:10 三島 06:26〜07:00 新横浜 07:05〜07:40 羽田空港 08:25〜10:15 熊本空港 10:30〜11:15 熊本駅前
この3つが考えられますが、2、をよく見ると名古屋空港での乗換時間が約20分となっており、渋滞でもしたら終わりです。次の名古屋からの便は中部空港発で、11:15熊本着となっており、市内への到着は12時近くになってしまいます。
ここで静岡=福岡便を活用し、プランを考えてみたいと思います。
FDA4号機の就航にあわせ、空港の運用時間が朝7:30〜となる予定です。
そこで、静岡7:30発の便を設定すれば、福岡には9:00に到着します。(¥22,000)
9:30に地下鉄に乗れば、11:17に到着(\4,190)できます。
6:30に静岡市内を出発すれば、十分間に合うはずです。
あえて一日一便なんて中途半端に熊本へ直行便を飛ばさなくても、他の手段より有利でしょう。
福岡空港は地上アクセスがよく、九州新幹線が開通すれば、さらに時間短縮が見込めます。
また、九州島内は高速バスが驚異的に発達しており、福岡空港から大半の都市にバスが頻繁に運行しています。
熊本をはじめ、九州北部へのアクセスは福岡空港からに集中させ、1日4往復にした方がずっと便利ではないでしょうか。
静岡県民は、九州の高速バスがこれだけ発達していることをほとんど知りません。福岡空港からたいていの所へバスで行けることだけでももっと宣伝すれば、福岡便の魅力はもっと向上すると思います。